色彩と形のリズムで空間を満たすマルチアーティスト
エリン・ディー・ガルシア(Erin D. Garcia, 1979–)は、アメリカ・ミシシッピ州生まれ、ロサンゼルスを拠点に活動する現代アーティストです。植物や花、幾何学的な図形、カラフルなグラデーションを重ね合わせた作品で知られ、抽象化と具体性の境界を揺らす独自のビジュアルを展開します。デザイナー、ミュージシャン、プロデューサー、作曲家としての経歴を持ち、その多彩なバックグラウンドは作品のリズム感や構成力に強く反映されています。
1979年、アメリカ・ミシシッピ州生まれ。ロサンゼルス移住後、手作りのZINEを路上で販売し、StussyやAmerican Institute of Architectsでフリーランスデザインを手がけ、音楽活動では数年間、ミュージシャン・プロデューサー・作曲家としてツアーに参加。
2012年、初の個展を開催しアーティストとしての活動を本格化。以降、国内外での展示やコラボレーションを通じて幅広い表現活動を展開。
色彩と形のリズム
何層にも重なる色とライン、反復される形が生む視覚的リズムで、空間をダイナミックかつ軽やかに変容させる。
抽象と具体の交差点
鑑賞者の抽象化能力と具体性への感覚的欲求を同時に刺激し、思考と感覚の双方に作用する構成が特徴。
プロセスを重視した制作
偶発性を取り入れ、予定調和を超える形を探求。制作行為そのものが作品の一部として感じられる。
⚫︎ Stussy – アパレルグラフィック提供
⚫︎ American Institute of Architects – ビジュアルデザイン
⚫︎ インテリアブランドやファッションとのコラボレーション多数
⚫︎ パブリックアートや壁画制作による都市空間での展開
⚫︎ 2012年 初個展(ロサンゼルス)
⚫︎ 2015年 グループ展「Abstracted Nature」(サンフランシスコ)
⚫︎ 2018年 個展「Shape, Color, Repeat」(ロサンゼルス)
⚫︎ 2022年 パブリックインスタレーション(ロサンゼルス市内)
ガルシアの作品は、壁面を覆う大型ペインティングから小型キャンバス、版画作品まで幅広く展開。空間演出性の高い大型作品は数十万円〜百万円超、小型の平面作品は数十万円前後で取引されることが多いです。近年は壁画やインスタレーション作品を通じた評価向上が見られ、コレクター・デザイナー双方から注目を集めています。
エリン・ディー・ガルシアの活動はギャラリー展示からパブリックアート、ブランドコラボレーションにまで広がり、作品はインテリアや都市景観に新たな息吹を与えています。市場でも評価が上昇傾向にあり、今後の展開が期待される注目作家のひとりです。
アートビリオンでは、エリン・ディー・ガルシアをはじめとする現代アート作品の無料査定を承っております。作品の売却や評価をご検討の際は、ぜひご相談ください。