マサキ(MADSAKI)は1974年、大阪府生まれ。幼少期にアメリカ・ニュージャージー州に移住し、ニューヨークで育ちました。1996年にはニューヨークの名門パーソンズ・スクール・オブ・デザインを卒業し、国際的なアーティスト集団「Barnstormers」のメンバーとして活動を開始。2004年に日本へ帰国後は、裏原宿系ブランドとのコラボや個展を積極的に開催。2017年より村上隆が主宰する「カイカイキキ」所属作家としてさらなる活躍を見せています。
マサキの作品は、ストリートカルチャー由来のスプレーアート技法が特徴的です。グラフィティの影響を受けた大胆な線や鮮やかな色彩が画面を躍動させ、見る者に強烈な印象を残します。代表的なモチーフとして、**“泣いている目”**や鼻血を流すスマイルマークが多用され、ユーモラスかつ時に毒のある風刺的な要素を含んでいます。
彼の作品には、レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナリザ』やデイヴィッド・ホックニーの肖像画、さらにはニルヴァーナのミュージックビデオのシーンなど、名画やポップカルチャーの象徴的イメージが再解釈されて登場。これらは美術史や現代文化を自由に横断しながら、独自の視点で現代社会の問題やアイデンティティを鋭く切り取っています。
Hello Hello Hello How Low (Homage to Nirvana 1991)_P ニルヴァーナのMVをモチーフに、狂気とユーモアを増幅した作品
Mona Lisa 3P ダ・ヴィンチの名画『モナリザ』を再解釈、“泣いている黒い目”が印象的
Homage to Takashi Murakami 村上隆へのオマージュ。明るくポップな色彩と独自のタッチ
Three Flags 3P アメリカ国旗をモチーフにしたポップでキャッチーな現代アート
NOW OR NEVER 強烈なメッセージとインパクトを持つビジュアルで注目された作品
マサキの作品は国内外のギャラリー、オークション市場で人気が高まっており、今後の市場価値のさらなる上昇が期待されています。特にスプレーアート技法を用いた作品や、名画のオマージュシリーズはコレクターからの需要が高いです。
小型キャンバス・プリント作品 約30万円~80万円
大型キャンバス作品 約100万円~400万円
限定エディションや希少作品はさらに高額となるケースが多いです。
マサキ(MADSAKI)は、アメリカと日本の二つの文化を背景に、ストリートアートのエッセンスと名画の象徴を巧みに融合させ、鋭い社会批評とユーモアを作品に込める現代アーティストです。彼の色彩豊かでエネルギッシュな作品は国内外で高く評価されており、今後もますます注目を集めることが予想されます。作品所有者や査定を検討されている方には、専門の査定サービスの活用をおすすめします。