略歴とキャリア

2001年に京都嵯峨芸術大学短期大学部美術学科陶芸コースを卒業し、陶芸家・財満進氏に師事。2007年には多治見市陶磁器意匠研究所を修了しました。その後、岐阜県を拠点に制作活動を行い、国内外で個展やグループ展を数多く開催。ニューヨーク、ロンドン、パリ、ブリュッセルなど世界の主要都市でも作品を発表し、国際的に注目を集めています。

作風と特徴

桑田の作品は、伝統的な「梅華皮(かいらぎ)」や「石爆(いしはぜ)」といった陶芸技法を独自に発展させています。茶碗などの伝統的器物をベースにしつつ、自由な造形と鮮やかな色彩で大胆に装飾。特に金彩・白金彩を用いた技法にも積極的に挑戦し、生命感と神秘性を感じさせる玉眼(ガラス製の瞳)を入れた作品も高く評価されています。伝統美と現代感覚を刺激的に融合させるその作風は、国内外で多くの支持を得ています。

主な展覧会

「Dear Tea Bowl, Horsetails are in season in Hagi.」(山口県立萩美術館・浦上記念館、2019年)
「日々」(京都・音羽山清水寺、2019年)
「進化論」(MEGUMI OGITA GALLERY、2022年)
国内外で個展やグループ展に多数参加。作品はパームスプリングス美術館、金沢21世紀美術館、ミシガン大学美術館などに所蔵。

市場価格と買取相場

桑田卓郎の作品はオークションやギャラリーで流通し、特に個展発表作品や金彩を施した作品が高値で取引されています。

⚫︎茶碗など伝統的器物 30万円~80万円
⚫︎金彩・白金彩を用いた作品 50万円~150万円
⚫︎大型インスタレーション作品 150万円以上

査定額は状態、限定性、付属書類、展示歴によって変動します。

まとめ

桑田卓郎は、日本伝統の陶芸技術と現代的な彩色・造形美を融合させ、独自の陶芸作品を創出する現代陶芸の重要作家です。国内外の美術館やコレクターから高い評価を獲得し、今後の活躍が期待される陶芸界の新鋭です。

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