門田光雅(かどた みつまさ、1980年静岡県生まれ)は、東京造形大学美術学科絵画専攻を卒業後、埼玉県を拠点に国内外で活躍する現代美術家です。彼は抽象表現において、色彩や筆致、画面の地と図の関係に着目し、伝統的な絵画の枠組みを越える新たな地平を模索しています。2021年から取り組む「多面体(manifold)」シリーズでは、色彩の複雑な絡み合いと画面の調和を巧みに表現し、相反する要素の共存を探求しています。2024年からはポーラ美術館での大型展出品を控え、今後の国内外での展開が期待される注目のアーティストです。
1980年静岡県生まれ。2002年東京造形大学美術学科絵画専攻卒業、2003年同専攻研究生修了。2008年ホルベイン・スカラシップ奨学生として認定。2022年にKadota art合同会社を設立。栃木県足利市のM画廊、軽井沢のセゾン現代美術館、大阪のTEZUKAYAMA GALLERYなどで作品発表を重ね、2019年にはニューヨークのMoMAジュニアアソシエイツサポートによる個展も開催。国内外で個展やグループ展に多数参加し、多様な色彩表現で注目を集めています。
門田の作品は鮮やかな色彩と緊張感のある筆致が特徴です。彼は絵画の地と図の関係性を鋭く捉え、抽象表現の可能性を追求。多面体シリーズでは、画面上で色彩が絡み合いながら調和し、部分と全体のバランスを絶妙に保っています。作品は観る者の先入観を揺さぶり、多様な解釈を可能にするため、明確な答えを示さず、想像力や感覚に委ねる構成を大切にしています。
⚫︎2017年「ULTRA」(SEZON ART GALLERY・東京)
⚫︎2019年「KADOTA」(MoMAジュニアアソシエイツ・ニューヨーク)
⚫︎2021年「Imaginary」(MARUEIDO JAPAN・東京)
⚫︎2022年「SUPER PRISM」(TEZUKAYAMA GALLERY・大阪)
⚫︎2023年「モナドの窓」(M画廊・足利)
2024〜2025年 ポーラ美術館「カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」(出品予定)
門田光雅の作品は、現代アート市場で徐々に注目度を増しており、特に個展や美術館展出品歴がある作品は高値がつく傾向です。
⚫︎小・中型キャンバス作品 20万〜50万円
⚫︎大型キャンバス作品 50万〜100万円
⚫︎版画・限定プリント作品 5万〜15万円
門田光雅は、色彩と筆致の緊張感を活かした抽象表現で、伝統的な絵画技法を革新し続ける現代画家です。多面体シリーズなどで見られる複雑な調和と多様な解釈の余地を持つ作品群は、国内外の美術界から高い評価を受けており、今後の活躍と市場価値のさらなる向上が期待されています。